探求教育に必要とされる研究の心得
- 田中
- 2022年2月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年12月1日

高校でレポート課題を採点していて思うのは
近頃どれだけ「探究」という言葉が広まり
各学校が探究に力を入れるようになっても
レポートの書き方や調べ方を理解しないまま
やみくもに書く生徒が多いことです。
一応、引用の仕方を生徒たちには
レポート課題を出す前に伝えるのですが
軽く触れるだけでは習得が難しいようで
先日は、授業一コマ使って
どのように引用しないといけないのか
作法的なことを生徒たちに伝えました。
2022年4月から探究が
全国の学校でスタートしますが恐らく、
引用の仕方を含めた所謂「研究倫理」が
問題となってくるのかなと予想しています。
本当につまらない話ですが
大学生のレポートでもあるネット記事の丸パクリ
をどれだけなくさせるかが、
課題になっていくのでしょう。
こうした状況を予見してか
一般財団法人公正研究推進協会
という財団法人が
中学生向けの研究倫理の授業を行っています。
研究の進め方、生き物の扱い方、
責任やルールを学べるということで
私も注目しています。
大学の先生がこうして中学、高校生に対して
「研究とは何か」という
根本的な部分を教えてくださるのは
ありがたいことですし、このような機会が
今後の探究教育のスタンダードになると良いなと思います。
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